時代遅れの男のブログ

昭和の音楽、ジャンプ系漫画、レトロゲームが好物です

子門真人『およげ!たいやきくん』

こんばんは、ジオ・ジーノです。メリークリスマス!

そして遅ればせながら、坂口志文、北川進両氏へ、

ノーベル賞受賞おめでとうございます!

 

さて、今日は日本人なら誰もが知ってるであろう名曲、

およげ!たいやきくんレコード発売50周年という事で、

今回はその『およげ!たいやきくん』について話したいと思います!

 

子門真人およげ!たいやきくん

 


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『たいやきくん』のアニメ、大人になってから観るとより沁みるよ…(涙)。

 

 

【『およげ!たいやきくん』とは?】

およげ!たいやきくん』は、1975年にフジテレビ系子ども向けバラエティ番組、

ひらけ!ポンキッキ内で流され、同年12月25日にレコード化し大ヒットした曲です。

子門真人さんの粘っこい歌唱が印象的でしたね(笑)。

 

子門真人

 

ジャンルは一応「童謡」になりますが、

ポンキッキでは″たいやきくん″のアニメに合わせて曲が流れ、

あと子門さんが有名なアニソンシンガーという事もあり、

「アニメソング」にカテゴライズされる事もありますね。

 

【B面は″なぎらけんいち″『いっぽんでもニンジン』】

『たいやきくん』のB面は、フォーク歌手・なぎらけんいち*1サンが歌った、

いっぽんでもニンジンでしたね。

こちらもいい曲!

 

なぎらけんいち『いっぽんでもニンジン

 


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この『いっぽんでもニンジン』は「教育ソング」としての側面もありますね(^^)

 

なぎらけんいち(1974年頃)

 

【曲の解説】

曲の解説ですが、まず歌詞の内容から。

″たいやきくん″がたい焼き屋さんから逃げ出し海へ行く…というものです。

とにかく哀愁を感じさせるストーリーで、子どものみならず、

社会でいろいろ苦労してる大人たちのハートも掴みましたね!

 

たい焼き屋さんのおじさんとケンカする″たいやきくん″

 

そして曲調は、演歌・歌謡曲+フォーク+ブルースかなあ?

これらのジャンルをいい感じでミクスチャーしたから大ヒットしたのかも知れません。

あと、出だしが何処となく山口百恵『ひと夏の経験』を彷彿とさせますね(笑)。

 

あと、再び歌詞の話に戻りますが、

ストーリーが何処となく『浦島太郎』を彷彿とさせますね。

『たいやきくん』は現代(と言っても50年前ですが)のおとぎ話なのかも知れませんね。

 

【実はカバーだった?】

子門さんのオリジナルと言ってもいい『およげ!たいやきくん』ですが、

実は子門さん以前に歌ってた人がいるんですよね。

生田敬太郎というフォーク歌手ですね。生田さんのは覚えてないなあ…。

 

生田敬太郎(1973年頃)

 


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子門バージョンに比べると、より哀愁漂ってますね…。

 

ポンキッキでは75年の10月から約ひと月間、生田バージョンが流れてたそうですが、

同年12月に子門バージョンになり、その子門Ver.でレコード化され、

そして大ヒットとなりましたね。

 

近年の生田さん

 

【生田→子門への変更の経緯】

当初は生田版で出すつもりだったそうですが、ポンキッキ第1弾シングルで、

ガチャピン『たべちゃうぞ』*2があまりヒットしなかった事もあり、

なかなかシングル化に踏み込めなかったそうです。

 

そうこうしてる間に、生田さんがテイチク*3と契約*4してしまい、

キャニオン・レコード*5で発売出来ない格好となり、

それで子門さんに白羽の矢が立ったそうです。

 

【″たい焼き屋のおじさん″にはモデルがいた!】

″たいやきくん″とケンカした、たい焼き屋のおじさんには実はモデルがいた!

東京港区にある老舗和菓子店・浪花家総本店の3代目店主、

神戸守一(かんべ・もりかず)氏ですね。

 

神戸守一(1923-2009)
※右には「たい焼き屋のおじさん」のぬいぐるみがありますね(笑)。

 

今思えば、勝手にモデルにされた挙句「怖いおじさん」にされ、

クレーム入れてもおかしくはなかったのですが…神戸さんはそんな事はしなかったね。

神戸さんは実に心の広い優しいお方だったんだなあと思いましたね。

(まるで筋肉少女帯の『元祖・高木ブー伝説』での高木ブーさんのエピソードみたいな)

 

神戸さんは残念ながら2009年に86歳でお亡くなりになりましたが、

現在は4代目の息子さんが店を仕切ってるとの事です。

神戸守一さんに合掌。

 

浪花家総本店(東京都港区)

 

【お菓子のたい焼きも大ヒット!】

『たいやきくん』のヒットで、先に挙げた浪花家総本店はじめ、

全国各地でたい焼きが売れましたね!

私が初めてたい焼きを食べたのもこの頃でしたね(^^)

 

たい焼き

 

【超ミリオンセラーになったのだが…】

『たいやきくん』は日本中を巻き込んだ大ヒットとなり、

一説には、500万枚以上売れたとも言われてます。

現在でも、日本で一番売れたシングルとなっておりますね。

 

けど、子門さん(とB面のなぎらサン)は印税契約をせず買取契約だったために、

子門さんは吹込のギャラの5万円(なぎらサンは3万円!)しか貰えなかったそうです。

まさかあんな「童謡」が大ヒットするとは思ってなかったんでしょうね…。

 

流石に哀れと思われたのか、

子門さんは後にレコード会社から100万円と白いギターを贈られたそうです。

なぎらサンは…!?

 

【『たいやきくん』で「損」をしたのは?】

『たいやきくん』で「損」をしたのは、

 

  • 子門真人(買取契約で多額の印税をフイにした)
  • なぎら健壱(そのB面)
  • 生田敬太郎(レコード化を逃してしまった)

 

の3名でしょうなあ…。

まるで大岡越前三方一両損のエピソードみたいだなw

 

けど、その『たいやきくん』絡みでお三方の評価が上がったのだから、

実は結構得をしてるのかも知れませんね(^^)


【子門さんの「引退」の遠因?】

子門さんは、1993年頃に芸能界を引退されたそうですが、

ひょっとしたら、『たいやきくん』で印税契約をしなかったのが、

今も尾を引いてるのかなあと思ったりします。

 

まあ、子門さんの「引退」の真相は分かりませんが、

ただ言える事は、出来れば再び皆の前で歌って欲しいですね!

もし健在なら81歳ですが…待ってますよ、子門さん(^^)

 

 

*1:現:なぎら健壱

*2:およげ!たいやきくん』は第2弾シングルですね。

*3:現:テイチクエンタテイメント。

*4:テイチクと契約する前はエレックレコード所属でした。

*5:現:ポニーキャニオン