時代遅れの男のブログ

昭和の音楽、ジャンプ系漫画、レトロゲームが好物です

【福岡】竜童組『ダイヤモンドの鷹』【ダイエーホークス】

こんばんは。ジオ・ジーノです。

阪神の佐藤&森下の「SM砲」、強烈やね!(笑)

「MS砲」でもいいけど(まるでロボットアニメみたいだなw)。

 

さて、昨日はミュージシャンの宇崎竜童さんに関する話をしましたが、

今日はその宇崎さんが手掛けた隠れた(?)名曲、

ダイヤモンドの鷹について話したいと思います。

 

竜童組『ダイヤモンドの鷹』シングルジャケット

 


www.youtube.com

 

 

【『ダイヤモンドの鷹』とは?】

ダイヤモンドの鷹』とは、宇崎さんが率いるバンド″竜童組″の曲で1989年に発売された、

プロ野球福岡ソフトバンクホークスの前身・福岡ダイエーホークスの球団歌です。

大阪の南海ホークス*1ダイエーに球団を売却し、福岡に移転した際に作られました。

 

竜童組

 

【作詞:阿久悠、作曲:宇崎竜童】

この『ダイヤモンドの鷹』は、

 

 

と豪華な面々で作られました。

当時のダイエー球団の力の入れようが分かろうというものですが…。

 

阿久悠(左)と宇崎竜童

 

【あまり定着しなかった悲劇の球団歌】

けど、そんな力の入れようとは裏腹に正直ファンの間で定着したとは言えませんでした。

選手たちの間でも好評とは言えず、

「ナウ過ぎて付いて行けない」「覚えにくい」等の感想が出てたほどでした。

 

曲自体はカッコ良くていい曲だと思う。

けど、球団歌としては余りにもシブ過ぎると思います。

まあ、宇崎さんはブルース好きだから自然とそうなったのかも知れませんが…。

 

【阿久・宇崎コンビに担当させた「失敗」】

それと、阿久先生は松崎しげるさんが歌う西武ライオンズ*2の球団歌、

『地平を駈ける獅子を見た*3がありましたから、

阿久先生は少し複雑な思いで書いたのかも知れません。

 

埼玉西武ライオンズ球団歌『地平を駈ける獅子を見た』(歌:松崎しげる

 

そして、宇崎さんは「横浜」のイメージが強い人*4ですから、

横浜大洋ホエールズ*5の球団歌だったら良かったのかも知れません。

福岡だったら武田鉄矢さんの海援隊あたりが担当したら良かったのかも?

 

あと、平成の世になった時代では、

阿久先生や宇崎さんのような「昭和のヒットメーカー」は古く思えたのかも知れません。

私は阿久先生や宇崎さんの作品が好きなのではありますが…。

 

【このコンビだったら良かったと思う】

もしダイエーホークスの球団歌を作ってもらうなら、

当時おニャン子クラブとんねるずのヒット曲を次々と出した、

 

 

のコンビが良かったんじゃないかなあと思います。

秋元さんはより今っぽい詞を書き、

後藤さんは得意のスラップ*6を活かしたノリノリの曲を書いてたのではないでしょうか?

 

秋元康(左)、後藤次利(右)※中央はあの美空ひばりサン!

 

【この曲のおかげで、『いざゆけ若鷹軍団』がある!】

確かに、『ダイヤモンドの鷹』は球団歌としては「失敗」だったのかも知れません。

けど、この曲のおかげ(?)で当初公式応援歌だったいざゆけ若鷹軍団が、

実質球団歌のようになり、ソフトバンクになって正式に球団歌になった事を思うと、

ダイヤモンドの鷹』の存在は決して無駄ではなかったと思います。

 

福岡ソフトバンクホークス球団歌『いざゆけ若鷹軍団』(歌:ホーク・ウイングス)

 

それにしてもダイエー球団は、

 

 

といろいろ思い切った事をしてましたね。

これも当時「バブル」の時代だったせいなのか…(遠い目)。

 

*1:ダイヤモンドの鷹』以前の球団歌は、昭和の名歌手・灰田勝彦さんが歌う『南海ホークスの歌』。

*2:現:埼玉西武ライオンズ

*3:作曲:小林亜星

*4:ちなみに、生まれは京都で東京育ち。

*5:現:横浜DeNAベイスターズ

*6:エレキベースのテクニックの一つで、後藤さんはそのスラップの名手。昔は「チョッパー」と呼んでましたね。

*7:現:みずほPayPayドーム福岡。