時代遅れの男のブログ

昭和の音楽、ジャンプ系漫画、レトロゲームが好物です

【雷電】なぎらけんいち『悲惨な戦い』【若秩父】

こんばんは、ジオ・ジーノです。

大谷勝利!朗希セーブ!

最高の勝ち方だぜ!!

 

さて、つい最近某男性芸能人が下半身を露出して逮捕されましたが(呆れ)、

このニュースを知って、ついある曲を思い出してしまいました(笑)。

″なぎらけんいち(現なぎら健壱)″『悲惨な戦い』という曲です!

 

なぎらけんいち『悲惨な戦い』シングルジャケット
(ジャケットのイラストを描いたのも、なぎらサン!)

 


www.youtube.com

 

 

【『悲惨な戦い』とは?】

『悲惨な戦い』とは、フォーク歌手・なぎら健壱さんの楽曲で、

1974年に発売されました。

なぎらサンの曲で最も有名であり、かつ一番売れた曲*1だと思います。

 

なぎら健壱

 

【歌詞の内容】

歌詞の内容は、大相撲の架空の取組で力士の1人のまわしが取れ*2

それがキッカケで起こった大騒動を書いたというヤツです。

それにしても、相撲をテーマにした曲というのは珍しいですね。

人間椅子『相撲の唄』や井上陽水『事件』*3ぐらい?)

 

雷電vs若秩父!】

ちなみに取組は、雷電*4vs秩父*5でいずれも実在した力士です。

けど、若秩父は歌詞でいう10年以上前は現役の力士でしたが、

雷電は江戸時代に活躍した伝説の力士なので実際にはあり得ない取組ですね。

(プロレスに例えるなら、力道山vs棚橋弘至みたいな)

 

(左から)元大関雷電爲右エ門(1767-1825)、元関脇・若秩父高明(1938-2014)

 

【「放送禁止歌」になるが…】

この曲は、内容が内容だけに日本相撲協会からクレームがあったと言われたが、

実際はそのような事はなく(流石に困惑はしたらしいが…)、

民放連が自主規制の形を取り、いわゆる放送禁止歌*6の扱いとなってしまいました。

 

けど、1999年にフジテレビの番組でノーカットで流されたそうなので、

今では放送禁止歌の縛りはなくなったみたいですね^^

某大物シティポップアーティストのラジオ番組でも流されたみたいですし。

 

【最後に…】

最後に、もし今こういう内容の曲を発表したら大問題になってるだろうな…。

当時は良くも悪くもおおらかでしたね^^

今思えばこの曲は、なぎらサンなりの「ロック」なのかも知れませんね…。

 

なぎらサンのベストアルバムです。『悲惨な戦い』は1曲目

*1:なぎらサン最大のヒット曲は、大ミリオンセラーとなった子門真人さん歌う『およげ!たいやきくん』のB面の『いっぽんでもニンジン』ですが、買取契約だったためになぎらサンが貰ったのはたった3万円だったそうです(笑。ちなみに、子門さんは5万円との事(哀))。

*2:いわゆる「不浄負け」。大相撲で実際に2例ほどあったそうです。

*3:1979年発売のアルバム『スニーカーダンサー』に収録。ひょっとして、『悲惨な戦い』からインスパイアされたかも?

*4:雷電″という四股名の力士は過去に4人いましたが、最も有名な雷電爲右エ門の事だろうと思われます。

*5:『悲惨な戦い』でまわしが取れた方の力士。

*6:正式には「要注意歌謡曲」。