時代遅れの男のブログ

昭和の音楽、ジャンプ系漫画、レトロゲームが好物です

【やめてケレ】左卜全とひまわりキティーズ『老人と子供のポルカ』【ゲバゲバ】

こんばんは、ジオ・ジーノです。

カーショウ投手の奥さんの名前に失礼ながらワロタ。

巨人を駆逐しそうな名前だもんなあ…w

 

さて、1週間前は敬老の日でしたが、

今思えばこの日に紹介すべき曲があったって事で、遅ればせながら紹介させて頂きます!

左卜全(ひだり・ぼくぜん)とひまわりキティー老人と子供のポルカです!

 

左卜全とひまわりキティーズ『老人と子供のポルカ』シングルジャケット

 


www.youtube.com

 

 

【『老人と子供のポルカ』とは?】

老人と子供のポルカ』とは、1970年に発売された、

左卜全とひまわりキティーズが歌ったシングルです。

老人と子どもたちが一緒になって歌う、まさに「異色の楽曲」でしたね^^

 

テレビ出演で歌う″左卜全とひまわりキティーズ″
(後述する藤田恵美さんは右から2番目)

 

左卜全

左卜全さんは、黒澤明監督の映画によく出演した名優で、

飄々とした「好々爺」って感じの役者さんでしたね。

卜全さんは当時76歳。「史上最高齢の新人歌手*1として話題になりましたね。

 

左卜全(1894-1971)

 

映画『七人の侍』の卜全さん

 

【ひまわりキティーズ】

ひまわりキティーは、劇団ひまわりの子役の女の子5人で組まれたグループで、

その中には、後に『ひだまりの詩』がヒットした夫婦デュオ、

Le Coupleル・クプル*2″のボーカル・藤田恵美さんが在籍しておりましたね。

 

藤田恵美(現在はソロで活動。
あと、中学時代に「英実加(はなぶさ・みか)」の芸名で演歌歌手をやってた事もありましたね)

 

【実はロック?】

老人と子供のポルカ』は、ジャンル的には童謡かコミックソングになると思いますが、

実はロックな楽曲だったりするんですよね!

 

歌詞中の、

 

  • 「ゲバ(ゲバ)」はゲバルト即ち学生運動
  • 「ジコ(ジコ)」は交通事故
  • 「スト(スト)」はストライキ

 

と当時の社会問題を織り込んだいわば「メッセージソング*3となっていて、

それを老人と子どもたちが切々と歌ったのが多くの人の心を打ったのだと思います。

この曲は、童謡もしくはコミックソングの皮を被ったロックだ!!

 

【ギターは成毛滋!】

あと、バックのギターは日本のロックギタリストの草分け的存在の一人、

成毛滋(なるも・しげるさんが弾いておりますね。

卜全さん、ルクプル恵美さん、そして成毛さん…今思うと実に凄い組み合わせだな^^;

 

成毛滋(1947-2007)※画像は1969年の″10円コンサート″より。

 

【大ヒットしたのだが…】

この曲はオリコン10位まで行き、レコード約24万枚と大ヒットしたのですが、

歌唱印税ではなく買取契約であったために、

卜全さんにはたった20万円しか支払われなかったそうです(哀)。

 

このケースは、5年後の1975年に発売され数100万枚の大ヒットとなった、

およげ!たいやきくんのケースと一緒ですね(苦笑)。

歌った子門真人さんは5万円*4だったそうですから…。

 

【卜全さんのリズム(笑)】

この曲を聴いてみると…卜全さんの歌のリズムがズレている(笑)。

けど、それが却って「味」になってると言うんか。

あと、歌唱は大部分がコーラスであるはずのキティーズが歌っているというw

 

けど、これも老人と子どもたちのやり取りの微笑ましさと、

卜全さんの人柄ゆえか許せてしまいちゃいますね^^

今の世の中こそ、こういう曲が必要なのかも?

 

【卜全さんの「置き土産」】

曲をリリースした翌1971年、卜全さんは77歳で亡くなります。

葬儀にはキティーズのメンバーも駆け付け、大合唱で見送ったそうです。

この曲は、卜全さんの「置き土産」なのかも知れませんね…卜全さんに合掌。

 

【今風の歌詞だと…】

もし今だったら、「♪やめてケ~レ」の後に、

 

  • カクカク
  • テロテロ
  • キチキチ
  • コロコロ(これは時期が過ぎたかも…)
  • ヤクヤク
  • オレオレ
  • サギサギ
  • ヤミヤミ

 

あたりになるのかな?

とにかく、今はホントいろんな問題が多いね!(嘆き)

助けて~!!

 

老人と子供のポルカ』はディスク2の6曲目に入ってますね。

 

*1:のちの1984年に当時80歳の浦辺粂子さん、1992年に当時99歳の″きんさんぎんさん成田きん蟹江ぎん)″が更新。けど、男性では今も卜全さんが最高齢ですね。

*2:2007年に離婚を機に活動終了。

*3:「プロテストソング」とも。

*4:ちなみに、B面の『いっぽんでもニンジン』を歌ったなぎらけんいち(現:なぎら健壱)さんは更に少ない3万円だったそうです(涙)。