こんにちは。一昨日ブログ開始から8ヶ月目って事を忘れてたわ^^;
そういやあ本日、現役ドラフトが開催されますね。
リチャードは他行ってやった方がいいような気がしますが…。
さて、一昨日は中山美穂さん訃報の件を書きましたが、
【ミポリン】中山美穂さん亡くなる【トキハイ】 - ジオ・ジーノのブログ
その時少し触れた彼女が出演したゲーム、
『中山美穂のトキメキハイスクール』について書こうかと思います。
(ちなみに私は、本ゲームをプレイした事がありません(笑))
【『中山美穂のトキメキハイスクール』とは?】
『中山美穂のトキメキハイスクール*1』とは、
任天堂からリリースされたファミコンのディスクシステム用のゲームで、
ジャンルは「恋愛アドベンチャーゲーム」となりますね。
このゲーム最大の特徴は、良くも悪くも「本物の電話を使う事」ですね。
良い点は、ゲーム中に出て来る電話番号に電話すると、
ゲームのヒントやミポリンのメッセージテープを聞けるサービスがあったんですよね。
エンディングまでのゲーム映像です。
逆に悪い点は、電話を使うという事で間違い電話が多数起こり、
あと当時は遠距離通話の料金が高かったので、
電話代がバカにならなかったというトホホなエピソードもあったりしたそうです。
【あの『FF』のスクウェアが製作!】
この『トキハイ』は、任天堂ブランドで発売されたのですが、
製作は任天堂と、のちに『ファイナルファンタジー』シリーズで人気メーカーとなる、
しかもスタッフには、FFシリーズを製作した、
坂口博信、植松伸夫、時田貴司といった人たちが関わっていたんですよね。
後年この事を知ってビックリしましたよ!
元々はスクウェアが「テレフォンアドベンチャー」として企画したゲームですが、
当時弱小メーカーだったスクウェアのみでは資金面で厳しく、
それで任天堂に持ち込んだそうですね。
【元祖!「アイドルゲーム」】
「ナンノ」こと南野陽子さんあたりを出したかったそうでしたが、
彼女たちは当時メチャ売れっ子でスケジュールが空いておらず、
ちょうどブレイクし始めたばかりのミポリンの出演と相成ったそうです。
とにかくこのゲームの成功で、類似コンセプトのゲームが次々と生まれましたね。
まず有名なのは、コナミからこれもディスクシステムのゲームで、
当時の人気アイドルの一人・立花理佐さんを使った『リサの妖精伝説』がありましたね。
「とろりん」こと西村知美さんの『迷宮のエルフィーネ』とかがありましたね。
たぶんですが、家庭用ゲーム機初の「恋愛ゲーム」で、
コンピューターゲーム初の「アイドルゲーム」なのではないでしょうか?
もしこの『トキハイ』がなかったら、『ときめきメモリアル』や、
『アイドルマスター』、『ラブライブ!』とかはなかったのかも知れませんね。
【ミポリンのゲーム業界における多大な貢献!】
あと、このゲーム製作には外部からのアドバイザーとして、
有名コピーライターの糸井重里さんが関わっており、
その時に糸井さんと任天堂が接した事がキッカケで、
のちの名作ロールプレイングゲーム『MOTHER』が生まれたという逸話がありますね。
糸井さんと、『トキハイ』スタッフの坂本賀勇さんとの対談です。いろいろと貴重な話が聞けます。
それにしても、改めて思ったのが、
ミポリンのゲーム業界に対する貢献度はかなりのものがあったという事ですね!
『トキハイ』のCMです。ミポリン本人が出演してます!
これは別バージョンCMですね。いろんな衣装を着ております。今思えば奇跡のCMですね!
今思えば、当時はまだ色眼鏡で見られていたゲームにとって、
一筋の光を当ててくれた女神のような存在だったと思いますね。
【最後に…】
最後に、ゲームファンの一人として、
ミポリンに感謝しなければ行けないのかも知れませんね。
ありがとうミポリン!
今ディスクシステムのゲームをプレイするのは、いろんな意味でハードル高いな…。
*1:正式タイトルは、『アイドルホットライン 中山美穂のトキメキハイスクール』ですね。
*2:現:スクウェア・エニックス。